令和5年度活動の歩み

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令和5年度「書きそんじハガキ回収」キャンペーン

〇実施期間:2023(令和5)年12月~2024(令和6)年3月

〇対  象:県内教育機関(氷見市、南砺市除く)、協会員、企業、各種団体ほか

〇支 援 先:世界寺子屋運動カンボジアなど

国際交流・世界寺子屋運動委員会の部会メンバーをはじめ、役員、会員等がハガキ回収キャンペーン活動に参加しました。教育機関では小学校79校、中学校26校、高校4校、支援学校4校、支援企業や団体では北陸電力グループ、北陸電力総連のほか法人会員、各種団体などから幅広い協力に、心より感謝申し上げます。

◆ハガキ回収枚数:         13,470枚

◆ハガキ金額換算:        707,070円

 切手・各種カード・買物券等:   56,524円

 合  計     763,594円

 

◆過去実績 2004(平成16)年度~2023年(令和5)年度

 2004年度からの累計 504,774枚 23,780,983円


2023「絵で伝えよう!わたしの町のたからもの」絵画展 入賞者の公開

〇実施期間 (作品募集)8月~9月  (審査)10月18日(水)

 

〇概要

18回目を迎え、県内の小中学校から617点(小学校21校から309点、中学校22校から308点)の応募がありました。

最高賞の日本ユネスコ協会連盟会長賞には松井陽愛さん(氷見市立西條中学校2年)の作品「祇園の夏」が選ばれ、199点の作品が入賞しました。

11月22日(水)~11月30日(木)に、射水市小杉展示館にて展示紹介しました。表彰式は開催しませんでした。

 

上位入賞者のお名前と作品はこちらをご覧ください。

中学生の佳作入賞者はこちらをご覧ください。

小学生の佳作入賞者はこちらをご覧ください。


中部西ブロック活動研究会in三重

○実施日時:10月7日(土)

◆場所:アスト津(三重県津市)

令和5(2023)年10月7日(土)11時より津市公共施設「アスト津」において代表者会議(26名参加)が開催され、髙木会長が出席しました。今後、ブロック活動研究会での代表者会議を中部西ブロック連絡協議会として位置付け、主管ユネスコ協会が担当することになりました。

また、輪番表に基づき、2024年度は富山でブロ研、2025年度は金沢で全国大会、2026年度は福井でブロ研をすることを確認しました。情報交換では、氷見ユネスコ協会の布尾会長や豊橋ユネスコ協会の渡邉会長、岐阜県ユネスコ連絡協議会の平井会長、石川ユネスコ協会の川畑事務局長等から、活動報告や意見がありました。

午後の大会には、富山ユネスコ協会から、髙木、牧野、十亀の3人が参加しました。

 研究会の参加者は110名でした。オープニング演奏は「四日市ジュニアアンサンブル」の合唱でした。開会式の後、日本ユネスコ協会連盟の鈴木佑司理事長(三重県出身)より記念講話がありました。民間ユネスコ運動がこれからどのような活動をしていくのかについて説明されました。とりわけ、2011年の震災より始めたユネスコの奨学金は少なくとも2025年まで続けていきたいこと、子どもたちの命を守るための減災プログラムの重要性、不登校児童生徒が増え、貧困率も上がっている中で、U-Smileプログラムを実施しています。感動体験の提供、既存事業の他地域展開、勉強会・フォーラムの開催に取り組んでいらっしゃるとのことでした。

続いて、國學院大學観光まちづくり学部長西村幸夫先生より記念講演がありました。西村先生は環境保全や景観創造の専門家であり、多くの世界遺産承認プロセスの会議に参加してこられました。世界遺産の特色、文化遺産の顕著な普遍的な価値、真実性、完全性、全体性等について、具体的な遺産を例にあげて説明していただきました。

奈良会議でまとめられた「奈良ドキュメント」(1994年)には、例えば、唐招提寺にたくさんの修理が行われており、科学的研究が進むと、寺や塔の建築における大工道具や大工技術も遺産に含まれてというお話がありました。あらためて日本文化のすばらしさを実感することができました。

 事例発表は、三重県より2事例、富山県より1事例がありました。菰野ユネスコ協会からは、町のイベントへの参加、書きそんじハガキの回収、国際交流活動について報告でした。続いて、三重県度会郡玉城町田丸小学校からは、児童会による書きそんじハガキ回収についての報告でした。

富山ユネスコ協会の牧野理事からは、「ESD推進プロジェクト」の取組についてその概要と実際の活動報告がありました。

昨年度、富山ユネスコ協会が「グッドプラクティス賞」を受賞しましたので、ESD推進の具体的な取組みとして「気候変動」に関するワークショップ等の「ユネスコ教室」の取組、また、ユネスコスクールの教員、NPO、市民の有志による「富山ESD推進会議」(オンライン研修)等の取組について発表しました。それぞれの報告の後、参加者からの質問や感想がありました。

また、髙木会長より「2023年度日本ユネスコ国内委員会報告」、今中麻美青年代表評議員より「青年活動報告」がありました。大会プログラムを締めくくる「意見交換会(会食・歓談)」には、54名の参加がありました。素晴らしいコーラスを聞いた後、おいしい鰻弁当をいただきながら各テーブルで和やかに歓談したり全員でクイズを楽しんだりしました。

 

いよいよ、次年度、令和6年10月19日(土)に、富山で中部西ブロック活動研究会を開催します。会場は、富山電気ビルです。

富山ユネスコ協会、氷見ユネスコ協会、南砺ユネスコ協会の3つの協会による「富山県ユネスコ連絡協議会」の総力を結集して、大会を成功させたいと思います。今年度内に、大会全体の計画を立てることにしています。役割分担等についても検討してまいります。進捗状況を報告してまいりますので、皆様のご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。


第71回学生ユネスコ弁論大会

○実施日時:10月1日(日)

◆場所:富山電気ビル(富山市桜橋通り)

 

 2023(令和5)年10月1日、第71回学生ユネスコ弁論大会を富山電気ビル5階中ホールで開催しました。

参加生徒のほか、ご家族や学校関係者を合わせて47名の参加がありました。

 高校生の部は、国際大学付属高等学校より5名の生徒が出場しました。1位は1年生の長谷川りえさんでした。長谷川さんは、「ユースリーダーとしてSDGs達成に向けた若者の取り組みへの提案」をテーマに選び、副題「♯その投稿、本当に必要ですか?」を発表しました。

飢餓と食品ロスの問題が密接に関わっていることから、先進国に住む私たちは国連の「2030年までに飢餓を0にする」という目標に真剣に向き合い、取り組まなければならないこと、一つ一つの投稿が他に与える影響を再認識してもらい、思いやりの心を次の世代に繋げていくために異なる立場の人のことを想像して行動していくことを発表しました。

このほか、ウェルビーイング、観光、差別問題等についてそれぞれの発表がありました。

 中学生の部は、富山県内6校より8名の生徒が出場しました。

1位は、富山市立山田中学校3年生入谷沙織さんでした。

「よりよい未来を創るために私たちができること」と題して、富山・金沢こどもサミットでの体験、住みよい地域づくり、環境に配慮した商品の調査等、人は地域で協力し支え合って生きていくことの意義について発表しました。

このほか、障害のある方々に対する理解、地球環境、ジェンダー平等、外国の方に対する偏見の変容、海洋プラスティック等についてそれぞれの発表がありました。

 

また、「美しい富山湾クラブ」会長賞は、富山市立南部中学校3年生の市川裕樹さんが受賞しました。

 

審査の結果はこちら →高校生の部 →中学生の部


第79回日本ユネスコ運動全国大会in富士吉田

○実施日時:9月9日(土)

◆場所:ふじさんホール(山梨県富士吉田市)

 

令和5(2023)年9月9日、「第79回日本ユネスコ運動全国大会in富士吉田」がふじさんホールで開催されました。

富山県からは、氷見ユネスコ協会の坂本さんご夫妻、南砺ユネスコ協会の武田会長、富山ユネスコ協会の髙木会長の4名が参加しました。

 

大会プログラムとして、まず、講師の牧野健太郎さんによる記念講演「富士山と浮世絵~お江戸にタイムスリップ、デジタル化が明かした江戸庶民の文化~」がありました。

デジタル化によって初めて見ることができるようになった浮世絵の世界を、デジタル映像を使いながらソフトに解説されました。北斎らが江戸からも描いた富士。その富士山がユネスコ世界遺産に登録されて今年で10年になる節目に本大会の記念としてふさわしい講演でした。

次に、高校生によるパネルディスカッションがありました。総合テーマは、「ユネスコの今と未来 わたしたちはこう考える」でした。山梨県内の高校生3人と愛媛県の高校生1人、4人の高校生がパネラーとなり、望月浩明さん(神奈川県ユネスコスクール連絡協議会事務局長)がコーディネーターを務められました。次代を担う若者たちの率直な声を聴きながら、これからの我が国の民間ユネスコのありようや未来をみんなで考えていこうという趣旨のもとに行われました。4名の高校生は、ユネスコ部に所属(3名)していたり、主体的に国際理解、国際協力、ボランティアを行ったりしています。彼らは、こうした活動を苦にせず、むしろ楽しんで活動していることを語ってくれました。民間ユネスコのわたしたちは、こうした若者の活動や意識を敏感に察知し、目的に応じて協働して取り組み、交流することから始める必要性があるようです。

最後に、次期開催県への引継ぎ式がありました。第80回日本ユネスコ運動全国大会は、令和6(2024)年11月23日(土)愛媛県新居浜市で開催されます。

 

懇親会では、全国大会10回出席者8名の皆様への表彰がありました。

また、アトラクションとして舞踏「富士エレジー」、「富士五湖音頭」などが披露されました。また、翌日は、エクスカーションとして「富士山五合目、忍野八海」へのツアーが行われ、富士山の名所を巡りながら参加の皆さんと交流を深めることができました。


富山県ユネスコ活動研修会

○実施日時:8月26日(土)13:00~16:00

◆場所:富山電気ビル(富山市)

2023(令和5)年8月26日(土)13:00~16:00、富山電気ビルで「富山県活動研修会~気候変動に学ぶ~」を開催しました。

富山県立大学講師吉見和紘先生の基調講演「気候変動と流域治水」を拝聴した後、シンポジウム「どうする⁉気候変動」を行いました。シンポジストは、森田みはる先生(富山市立堀川小学校教諭)、吉見和紘先生、上坂博亨先生(富山国際大学教授)、コーディネーターは、堺勇人さん(PECとやま理事)でした。森田先生は「教育」の立場からの実践発表を踏まえた提言、吉見先生は「適応」の立場からの提言、上坂先生は「緩和」の立場からの提言があり、「気候変動にどのように対応していくのか」について議論しました。

森田先生からは、小学校6年生が気候変動をテーマとした学びについて、吉見先生からは、気候変動と雨との関係、流域治水の考え方が変わってきたことなどについて、上坂先生からは「緩和」に関する国や世界の施策、取り組み方について、わかりやすく説明していただきました。

約90分のシンポジウムでしたが、堺さんのコーディネートによって論を展開し、聴衆者の見方や考え方も深まる契機となったと確信しています。わたしたち自身がこうした地球課題の学びを通して、教育、科学、文化、交流を促進していきたいと思います。


つなげよう平和の心「2023ユネスコ平和の鐘を鳴らそう運動」開催

 今年は富山国際会議場メインホールを会場とし、楡原上行寺をサブ会場として「2023ユネスコ平和の鐘を鳴らそう運動」を開催しました。

 

1.国際会議場(メイン会場)

○実施日時:8月1日(火)15時~16時 会場参加:52名 

◆場所:富山国際会議場メインホール(富山市大手町)

 

概要:「8月1日は富山大空襲のあった日です。多くの皆様が被災されました。その後も世界では様々な戦争が繰り返され、今でも戦争・紛争が起きています。このような状況下であればこそ、平和の心を築き、つなげ、広げる運動を続けたい。」という会長挨拶に続き、来賓の富山県教育委員会 生涯学習・文化財室 辻ゆかり室長様(富山県教育委員会 教育長 荻野佳子様の代理)、富山市教育委員会 宮口克志教育長様よりご挨拶をいただきました。

続いて、芝園小学校児童による、平和に関する学習の成果の一端を、ビデオ動画で発表して頂きました。発表の内容は、より良い未来を作るために皆さんが本気で考えた事や、G7教育大臣会合の皆さんと交流した内容など多岐にわたります。

その後、参加者全員で「ユネスコ憲章前文」および「わたしの平和宣言」を唱和し、平和を願って、一人ひとり鐘を鳴らしました。

会長挨拶

平和宣言を唱和する参加者

平和の鐘を突く参加者


ビデオ動画より①

ビデオ動画より②

ビデオ動画より③


2.楡原の上行寺(サブ会場)

○実施日時:7月25日(火) 会場参加:87名

 

令和5年7月25日(火)、富山ユネスコ協会と神通碧小学校・楡原中学校の実行委員会主催による「平和の鐘を鳴らそうin上行寺」を開催しました。県内は熱中症警戒アラートが発令されていましたが、木々に囲まれ高台にある上行寺は比較的過ごしやすく、幼児6名、小学生15名、中学生19名、大人47名、合計87名が参加しました。

オープニングは「リコーダーアンサンブルパレット」による演奏から始まりました。リコーダーの素朴で癒しのある音色が本堂に響き、参加者の心を優しく包んでくれました。

開会の言葉の後、楡原中学校3年生による体験発表を行いました。

G7広島サミットに合わせて教育大臣会合が富山県と石川県で開催されたのをきっかけに、富山・金沢こどもサミットが開催されました。代表として参加した3年生の竹内蒼來さんが宣言書を作成するまでの体験を報告しました。

次に、3年生一人ひとりが、自分の作詩した「平和を祈る詩」を朗読しました。

その後、参加者全員が「ユネスコ憲章前文」「私の平和宣言」を唱和しました。

最後に楡原中学校生徒会から「書きそんじハガキ回収キャンペーン」の結果と地域ぐるみの取り組みが評価され、善意銀行から表彰されたことを報告しました。

最後に、境内の鐘楼に上り一人ずつ鐘を突きました。

 

リコーダーアンサンブルパレットによる演奏

富山・金沢こどもサミットへの参加体験報告


平和の鐘を突く

小中学校の実行委員会の面々



2023年度「世界遺産相倉合掌造り集落茅場の下草刈り」ボランティア

 富山ユネスコ協会では「相倉合掌造り集落茅場の下草刈り」ボランティアを、7月21日(日)、森林組合のご協力の下に実施しました。

 茅場の下草刈りは世界遺産の保全に協力しようと平成17年から毎年この時期に行っておりますが、新型コロナウイルス感染症への感染防止のため、2020年から3年間は中止せざるを得ない状況でした。今年は4年ぶりに実施することになり、16回目を数えました。

この活動において長きに渡り格別のご貢献を頂きました北陸電力株式会社となみの営業所、北陸電気保安協会に感謝状が贈呈されました。

幸い、豪雨や猛暑の間で、良い天候に恵まれました。熱中症も水分補給で乗り切ることができ、大過なく作業を遂行することができました。県内各地の会員をはじめ、南砺ユネスコ協会、北陸電力、北陸電気保安協会、一般のボランティアなどから43人もの方々の参加がありました。

40㌃の茅場では、カヤが順調に生育し、その中に分け入って、汗しながらカヤに絡んで倒伏の原因となるフジなどのツル植物を刈り取りました。

この作業の実施により、改めて合掌造りの伝統建築を守る取り組みの苦労や大切さについて理解を深めることが出来ました。 

 

引き続き、研修会を開き、相田さほり氏の「相倉に移住して10年」と題する講話を拝聴しました。

 

[ 講師紹介]

相田さほり氏

・10年前に移住され、集落の保存団体職員として、駐車場係や受付け・集落の歴史や魅力などを紹介する仕事に従事されています。


 [ 講話の要旨]

1 移住のきっかけ

(1)世界遺産プロジェクトの一つとして、少子高齢化・人口減少・若返りの一環として、また合掌造り家屋の保全・維持対策を目的として全国から移住者を募っていた。54組の中から1組だけ選ばれた。

(2)リフォームについて

  柱と梁を残しつつも、現代生活のスタイルを優先し、囲炉裏(いろり)を使わなくなった。そのため、煙効果が失われ、合掌造り維持のため支障がないか懸念している。

    3年経って、ようやく生活への覚悟ができた。

2 五箇山の良さ

(1) 自然

 ・雪景色

  晴れ渡る雪は、すべてを忘れさせてくれる。

 ・「かんじき」履いて皆一生懸命

 ・ジャンボカボチャの収穫

  大人の重労働の畑仕事でも子供にとっては遊び

(2) 人の良さ

  年寄りと子供たちとの結びつきが強い。

(3) 行事

  祭り:6人の子供たちによる「ししとり」が10年ぶりに復活した。

3 今後の村の展望

  人口減少対策として移住者を募集。6組の応募があり、1組が選定された。

  10年前は、子供の数が3名だったが現在は13名に増加した。人口50名中3分の1を占めるまでになった。

  都会での希薄な人間関係から脱却し、笑顔が溢れる生活になっている。

 


2023年度第1回ユネスコ教室 体験型ワークショップ「気候変動と水のめぐり」

○実施日時:6月10日(土)13:00~16:00

◆場所:富山県立大学DX教育研究センター

主催:富山ユネスコ協会

共済:環境市民プラットフォームとやま

後援:富山市教育委員会/ESD活動支援センター/北陸ESDコンソーシアム

協力:富山県立大学/神通川流域ぷらっとフォーム神通川/株式会社たがやす

 

[概要]

①富山県立大学DX教育研究センターは、2つの大型スクリーンを備えている広々とした施設であり、体験型ワークショップを行うには最適の環境でした。

当日は、小学生11名、中学生3名が参加しました。オープニングとして、富山県経営管理部の丸田課長より、G7富山・金沢教育大臣会合について報告がありました。

②はじめに、子どもたちはPECとやまの堺さんより、「気候変動と水のめぐり」をテーマに基本的なレクチャーを受け、ペットボトルで雲をつくる実験をしたり、空から水が大地に流れていくことが実感できる動画を視聴したりしました。

 

③次に、富山県立大学の吉見先生より、流域治水の基本的なレクチャーを受けた後、降水量の変化を測定できるジオラマ(吉見先生と学生たちとで手作りされたジオラマ)を使い、子どもたちは水を流して降水量として測定する実験を行いました。


④最後に、株式会社「たがやす」の鈴木さんより、ハザードマップの見方の説明を受け、自分の住んでいる地域がどこかをみつけて、シールを貼りました。お互いの住んでいる地域の状況を確認することができました。そして、流域治水のよいアイディアはないか真剣に考えました。

子どもたちの感想には、「気候変動のしくみにくわしくなれた」「家に帰ったらハザードマップをしっかり見て災害に備えたい」「水害を甘くみてはいけない。危ないところを確認し命を大事にしたい」などがありました。

⑤今回の「第1回ユネスコ教室」は、会員交流会としても位置付け、会員の参加を募りました。会員の参加者は6名、そのほか、富山市、他大学の関係者、企業関係者、石川県ユネスコ協会、北陸ESDコンソーシアム(研究団体)からの参加もありました。大人の皆さんにも子どもたちと一緒に活動し、交流を深めてもらいました。

大人の皆さんの感想には、「子どもたちの積極的な参加、生き生きとした学び、大学生との交流がすばらしかった」「流域治水について考えさせられた。防災という視点を取り入れることの重要性を認識した」などがありました。

 

⑥地域でのESD活動拠点でもある富山ユネスコ協会は、ESDを推進しています。今年度、子どもたちを対象として、3回のユネスコ教室を計画しています。3回とも体験型ワークショップで行います。子どもたちが楽しみながらESDやユネスコ活動を学ぶ機会を提供していきたいと思います。

今回、共催団体の「環境市民プラットフォームとやま(PECとやま)」の堺さんに、「第1回ユネスコ教室」の実施計画、大学等の他団体とのコーディネートをお願いしました。富山ユネスコ協会単独では、なかなかできなかった企画、運営でした。これからも、パートナーシップを重視し、ESDを推進していきます。

後援、協力していただいたすべての皆さんに、あらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。


令和5年度富山ユネスコ協会総会

令和5年度の総会は4月22日(土)、富山市安住町のサンシップとやま601研修室で開かれ会員約50人が出席しました。

髙木要志男会長を議長に選出後、令和4年度の事業報告や5年度の事業計画、収支予算を審議し原案通り承認しました。

 

今年度の記念講演は、G7富山・金沢教育大臣会合応援事業と位置づけ、講演を始める前に、教育大臣会合の紹介ビデオを視聴するとともに、3月19日に行われた「富山金沢こどもサミット」の宣言書の紹介を行いました。

引き続き、「ふるさとの風景に想う」と題して青海正和氏による記念講演を行いました。